筑波大学の出願特許の紹介

 

高次調波を利用するテラヘルツ帯域電磁波発振装置

特願2008-066111

 

 テラヘルツ帯電磁波は、現在利用されているギガヘルツ帯域の電磁波と比較して波長が10μm〜数100μmと短く、波長がcm帯のギガヘルツ波と比較し、物体を精細に見ることができることから、近い将来、物理化学的な分光測定、種々の分子、高分子、タンパク質などの同定、精緻なイメージング分野、医療及び診断装置、航空宇宙又は防衛分野、高速度通信等に幅広く利用される広範な応用分野を有する有望な周波数帯域である。

 しかし、従来のテラヘルツ帯発振器はいずれも、パルス発振で、大掛かりな付帯装置を必要とし、実用的ではなかった。

 本発明では、基本波に伴い高調波を含めて第4高調波で2.5THzまで達し、単色的でありコヒーレントの強力且つ連続的な電磁波を生成する実用的なテラヘルツ帯域電磁波発振装置を提供する。

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