筑波大学の出願特許の紹介

 

パルプ/ポリアニリン類複合体の製造方法

特願2008-027065

 

 導電性高分子は加工性が悪く、材料として用いるのに汎用のプラスチックのような方法を用いることができず、工業材用としてはごく限られた分野にしか用いられなかった。
  本発明者は紙パルプを水溶液中に分散し、この中でポリアニリンの合成を行うと、アニリンはほぼ100%紙パルプの表面にコーティングされながら重合反応が進む事を発見した。
  本発明では、紙のもつ強靭性と加工性をあわせもつパルプ/ポリアニリン類複合体を1段階でしかも導電性高分子の合成時に作成する技術を提供する。複合化してもその導電性は低下することなく、高い加工性と導電性をもつシートを低コストと少ないプロセスで作成することが可能である。

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