筑波大学の出願特許の紹介

 

緑膿菌バイオフィルム形成に対するワクチン抗原体

特願2007-247263

 緑膿菌に対する抗生物質は存在するが、バイオフィルムに対してその効果が弱く新たな制御技術が待たれている。本発明は、バイオフィルム形成のみに作用させることが可能な全く新しい技術である。従来の複数の抗生物質に対して耐性を持つ緑膿菌を含む細菌及びそのバイオフィルム形成に有効に特異的な作用をする新規なワクチン抗原体を提供する。

 日和見感染症の予防、免疫力低下した患者への利用などが期待できる。緑膿菌バイオフィルム形成に対するワクチン抗原体において、細胞外領域を含むペプチドを大腸菌で発現させ、これを精製して得られる膜貫通型構造を持つ因子を主成分とする。

                                  

                                                                                       【305】

   

 


BackPage!