筑波大学の出願特許の紹介

 

植 物 栽 培 方 法

 特願2006−332381

 特に鉢植えなどの観賞用植物では、その姿形(草姿ともいう)と花の数や大きさのバランスが商品価値を支配するので、主茎の伸張度合い、花芽の数、花の大きさなどを制御すること(多くの場合、主茎は短く、花数は多く、花は大きくするなど)が要求されている。

 このために、従来から行われている矮小化剤などの化学薬剤の散布は、環境への負荷から好ましいことではない。また太陽光や白色灯、蛍光灯などの、概ね可視波長全分布に近い光を照射しながら、着色フィルム、着色不職布などの覆いを植物にかけて、光照射の時間と波長分布を調整することが行われていたが、この手法は経験に頼るところが多く、再現性に欠け、また時間と手間とコストもかかるという欠点がある。

 本発明者らは、この分野では始めて発光ダイオード(LED)の利用を行った。光の波長と強度、時間あるいは切換えタイミングなどを管理することによる草姿の制御に成功した。


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